あっと・ねいん

アウトドア好きなインドア人間の頭の中を文字に起こす雑なブログ。

道交法を知らない人「首都高に追越車線はない」

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 本当にこういう人が多くてうんざりしています。特にTwitterでのドラレコ動画付きツイートのリプ欄。ところがこの台詞,実は正しいことを言っています。私が何を言っているのか理解できないのであれば是非ともこの超短い記事を最後まで読んでみてください。

そもそも「追越車線」って何

 自動車の運転免許を所持していて「追越車線」という用語を聞いたことのない人は居ないでしょう。高速道路を走行しているとよく頭上に「走行車線」「追越車線」と書かれた看板がそれぞれの車線に対応して設置されていますよね。

 しかし「走行車線」「追越車線」という用語は道路交通法・道路構造令をすべて読んでも一度も出てきません。(道路構造令に「付加追越車線」は出てきますが)

 そこで,NEXCOの東日本さんにそれぞれの定義を訊いてみました。

 

「走行車線」

複数の車線が設けられている場合の一番右側の車線(追越車線)以外の車線

「追越車線」

片側に複数車線がある場合の最右端の車線のことであり、走行車線を走っている前車を追い越すための車線

 

 定義は以上ですが,重要なのは私が道路交通法と道路構造令のどちらを探しても出てこなかったように,この二つの用語は法令上の用語ではなく、キープレフト原則を表す交通標語的意味合いの通称に過ぎないのだそうです。(下線部は回答原文ママ

 つまり,この交通標語「追越車線」という案内が一切ないからと「車両通行帯の設けられた道路において,原則一番右側の車線は追い越し等の目的があるときにのみ利用できる車線」という道路交通法第二十条が公道である首都高においてひっくり返ることはあるはずがありません。

 都市高速だから(?)と理由なく右車線を走り続けることは紛れもない道交法違反です。

※車両通行帯に設けられていない道路に関してはこの記事で解説していますから是非読んでみてください。

道交法で解決できる,首都高で右側走行を続けて良いのか問題 - あっと・ねいん

結論

 結論としてタイトルで何を訴えたいかといいますと,「首都高に追越車線はない」という発言は確かに正しいことを言っているけれど,その発言は道路上のルールやマナーの主張には全くなっていないということです。

 繰り返しになりますが何故ならば,首都高に追越車線が無いからといって,車両通行帯の設けられた道路において一番右側の車線のもつ性質は,追越車線の呼称のついている道路と何ら変わらないのですから…。

 これは私の想像ですが,首都高は右の分岐や分合流があるために一括して「追越車線」と名付けるわけにはいかないのでしょう。

 

公安委員会によって首都高に車両通行帯が設定されているという前提です。設定されていない場合は道交法二十条でなく十八条が根拠となり同じ主張となります。これに関しては首都高に問い合わせるも所管の公安委員会に聞けとの事…正直面倒で確認していません。